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「いい湯旅立ち:にごり湯の宿」を使って家に居ながら温泉気分

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アース製薬から販売されている入浴剤の中に「いい湯旅立ち」というシリーズがあります。

パッケージ裏面に「本品は、温泉の湯を再現したものではありません」と明記されており、なおかつ香り付けされているので「これが本場の温泉であるわけがない」というのは理解に容易いのですが、じゃあなぜ温泉を名乗っているのかなどツッコミ所が満載なシリーズです。

今回は「ゆったりやわらか いい湯旅立ち にごり湯の宿」を実際に使ってみて感じたこと・感想についてご紹介したいと思います。

 

いい湯旅立ち にごり湯の宿

  • 登別(北海道):湖畔を包む檜の香り
  • 草津(群馬):山々に実る柚子の香り
  • 有馬(兵庫):甘く漂う花梨の香り
  • 別府(大分):ほんのり華やぐ桜の香り

 

本シリーズには4種類の入浴剤が同梱されています。何度も言うようですが、実際の温泉を再現したものではありません。

風情漂う香りとにごり湯の雰囲気によって温泉気分を再現しているというタイプの入浴剤です。

 

温泉成分の炭酸水素ナトリウムや硫酸ナトリウムが使用されているので、ただのお湯に入浴するよりも温浴効果が高められ、血行の促進や疲労回復、肩こりの解消などに期待できます。

にごり湯ということで保湿成分も含まれており、しっとりした湯上がり感も堪能できるでしょう。

期待できる効能は「疲労回復/肩のこり/腰痛/リウマチ/冷え症/しもやけ/ニキビ/痔/ひび/あかぎれ/荒れ性/あせも/しっしん/神経痛」です。

 

香り別の感想・レビュー

登別 湖畔を包む檜の香り

 

粉末状の時はヒノキの良い香りがするのですが、お湯に溶かすと香りは一気に弱くなってしまいます。

木材の感じもだいぶ弱まってしまうので、もはや何の香りかという判断も難しいです。

 

 

粉末は黄色で、香りはヒノキ(木材系)の香り、お湯に溶かすと乳緑色です。

個人的には、もうちょっとヒノキ感が強い方が好みでしたが、透明系の入浴剤よりも保湿効果は高いと思います。

 

草津 山々に実る柚子の香り

 

にごり系のお湯とゆずの相性は抜群に良いと思っていたので期待度は高かったのですが、やはりこちらも香りが弱めです。

(恐らくこのシリーズは、全般的に香りが弱いんだろうとこの時点で気が付く…)

 

柚子やみかん、グレープフルーツなどの入浴剤を使用した時は「柑橘系であることは分かるけどピンポイントで当てるのは難しい」と感じるのが多いのに対し、本製品は柑橘系だということも分かりにくいという印象を受けました。

 

 

このシリーズの入浴剤は、にごり系の入浴剤であるにも関わらず、そこまで滑ったりしないです。

写真を見ていただけたら分かるように、お風呂の栓が若干見える程度のにごり湯なので、例えばバスクリンなんかのにごり湯と比べると濁り方も全然甘いと思いました。

通常の透明タイプの入浴剤と比べると保湿力は高いと思いますが、それでも過度な期待は厳禁です。

 

有馬 甘く漂う花梨の香り

 

そもそも花梨という果物(植物?)を知らなかったので、軽く調べてみました。

…が、カリンにも色々あってWikipediaの中だけでも複数のカリンが出てきたので、間違う可能性があるのであまり断定的には書かないようにします。

 

まず粉末状態ではりんご系の匂いがします。ほのかな甘さを持ったみずみずしい香りです。

例の如く、お湯に溶けるとその香りは弱くなってしまいますが、本シリーズの中では断トツで1番に推したい入浴剤でした。

 

 

色味も結構なオレンジ色で楽しめますし、花梨フレーバーの入浴剤を他で見たことが無いので、入浴剤好きにとってもすごく新鮮な気持ちで堪能できるでしょう。

後に気になって花梨味ののど飴を購入してみましたが、まさにこれと同じ香りがしました。もうちょっと香りが強ければ文句無しの逸品です。

 

別府 ほんのり華やぐ桜の香り

 

私はお風呂が大好きですが温泉に全く詳しくありません。そのため有馬温泉や草津温泉という名前は知っていても、どこにあるかということを答えられなかったんですよね。

そんな私でも、温泉名と都道府県が一致した唯一の存在がこの大分-別府です。

 

 

ほんのり華やぐ桜の香りとのことですが、ほんのりという表現は正しいと感じるものの、桜かと聞かれると微妙です。

個人的にはラベンダーと言われても違和感を感じない花の香りのように感じました。

香りとしては悪くないので、もう少し強ければ堪能できるのかなぁという印象です。

 

アース製薬は全般的に香りが弱い!?

ひのき好き必見!!「温泡 とろり炭酸湯 ぜいたくひのき浴」を紹介する

 

これまでにもアース製薬から販売されている入浴剤を幾つか試してみたのですが、全般的に香りが弱いという印象を受けました。

私は入浴中、手でお湯をすくって匂いを嗅いだりするのですが、今回ご紹介したシリーズや以前に紹介した温泡シリーズは、そうやって嗅いでみても何の匂いか分からないくらい微妙な商品が多いような気がします。

 

もちろんこの手の香りは強すぎても頭が痛くなったり気持ち悪くなったりしてしまうので、やりすぎは逆効果でほどほどが望ましいのですが、香りを楽しむ目当てで入浴剤を使用したいと考える私のような人間にとっては、アース製薬発の入浴剤を使用する際は注意が必要かもしれません。

 

最後に

今回ご紹介した「いい湯旅立ち にごり湯の宿」は、すごく安価な入浴剤だったと記憶しています(確か近所のドラッグストアで300円切ってたような…)。

 

しかしこれまでにも何度も書いてきたように、香りが弱くて楽しみに欠けました。

本製品をリピートすることは恐らくありませんし、更に言うならこの「いい湯旅立ちの別シリーズ」の購入もためらってしまうような感じです。

しいて挙げれば花梨が新鮮に感じて面白かったので、そこに興味があるなら…。いや、個人的にはおすすめしません。