いつものように薬局にて入浴剤コーナーを見ていたら、温かみのある可愛らしいデザインに惹かれて、つい手に取ってしまった入浴剤がありました。
それが今回ご紹介する「空想バスルーム」シリーズです。
空想バスルームは普通の入浴剤とは少し違い、ドライハーブとバスソルトを紅茶等のティーバッグのような物に入れ、それを湯船の中で揉みほぐすという非常に斬新な入浴剤です。
以下では空想バスルームシリーズを実際に使用してみた感想・レビューについてご紹介したいと思います。
空想バスルームシリーズとは?
空想バスルームの概要について
空想バスルームは、株式会社チャーリーから販売されている入浴剤のシリーズです。
一般的に見るような粉末・錠剤・ミルクではなく、バスバッグと呼ばれる「紅茶で言うところのティーバッグのような形状をしているもの」をお風呂に入れて軽く揉むことで、入浴剤やバスソルトとしての役割を果たします。
パッケージにも温かみのあるデザインが採用されていたり、他にはない揉みほぐすことの楽しさや、少し特徴的な香りのセレクションに心が躍るという人も多いはず。
一風変わった入浴剤を楽しみたいという人にはおすすめしたいシリーズですね。
空想バスルームを使用する上での注意点
私が試してきた物はすべてお風呂の香りは非常に弱く、入浴剤の香りを楽しみたいのであればバスバッグはお湯に入れっぱなしにするべきだと思います。
そして香りを嗅ぐときはバスバッグの香りを楽しみましょう。お湯は鮮やかなほど色に染まりますが、お湯そのものを嗅いでも香りは非常に弱いです。
そして、通常の入浴剤のようにお風呂に入れたり浮かべたりしているだけでは不十分で、軽く揉んでやったり水面でパタパタしたりする必要があります。
あまり強く揉んでしまうと破けて悲惨な目に遭うらしいので注意しましょう。
香り別の感想・レビュー
グッドナイト流星群
【天然ドライハーブ】
- ラベンダー
- カミツレ
【天然由来成分】
- ラベンダー花エキス
- スキムミルク
【天然精油】
- ラベンダー精油
- カミツレ精油
最初にパッケージを見た時に、このシリーズの中で1番そそられる外観だったのがコチラの「グッドナイト流星群」です。
香り自体はバスバッグ状態の時はあまり得意な香りではなかったのですが、お湯に溶けると少しミルキーっぽさを加えたラベンダー系の香りで、不快感は全くなくなりました。
少し濁った青色のお湯は、視覚的にはすごく面白いです。
画像では透明で透き通ったブルーに見えますが、バスバッグを揉むと濁った色になるので、そっちが本来の色だと思います(写真撮り忘れました、ごめんなさい)。
ただし色と言い香りと言い、人によってはトイレを連想してしまうかもしれませんので、それが無ければ楽しめるでしょう。
週末のレモネード
【天然ドライハーブ&フルーツ】
- レモン果皮
- レモングラス葉
【天然由来成分】
- レモン果汁
- ハチミツ
【天然精油】
- レモン果皮油
- レモングラス精油
バスバッグの見た目も相まって、完全にレモネードです。
お風呂に入れる前のバスバッグの香り自体も他と比べたら不快な感じが少なく、レモンティーのティーバッグに若干のハーブっぽさがプラスされたかなという感じでした。
お湯も非常に透明感のある透き通った黄色で、もう見た目も香りもままでレモネードです。
個人的には「お湯の香りそのものは非常に弱く、レモネードそのものよりも香りが弱いほどだ」と思いました。
レモン果汁が使用されているということですが、ベタベタ感もなければ変な刺激を感じることもありません。
レモネードの香りが好きだという人なら、爽やかなバスタイムが堪能できるでしょう。
つぼみふくらむ桜の頃
【天然ドライハーブ】
- 桜の花
- 桜の葉
- ジャスミンの花(ソケイ花)
【天然由来成分】
- ソメイヨシノ葉エキス
- セイヨウミザクラ果実エキス
- モモ果汁
【天然精油】
- ローズマリー精油
私はこれまでに桜の香りと呼ばれる入浴剤を幾つか使用してきましたが、どれも「さくらんぼと言われればさくらんぼの香りのような気がする」というものばかりでした。
それがここにきて、桜は桜でも「さくらんぼ感はなく、どちらかというと桜餅感がある」と思える割とリアル寄りな桜の香りを感じたように思います。
色も透明感のあるピンクではなく、白く濁った桃色という感じで、肌に対する保湿効果などにも期待できそうです。
「作り物の桜じゃなく、リアル志向な桜の香りが楽しみたい」という人がいれば、自信を持ってコチラをおすすめしたいですね。
流れる雲はミルク色
【天然ドライハーブ】
- エルダーフラワー(セイヨウニワトコ花)
- 矢車菊
【天然由来成分】
- スキムミルク
- フキタンポポ花エキス
- ハチミツ
【天然精油】
- フランキンセンス精油(乳香樹油)
- カミツレ精油
個人的にはこれまでに試した中で1番好きな香りでした。簡単に言うとコットンミルク等のボディーソープに近い香りがします。
うっとりするような甘さがありながらも自然体で、ふわっとした石鹸の香りに近く、わざとらしさが全く感じられないという部分も高ポイントです。
ハッキリ言ってこの香りのボディーソープがあったら欲しいと思ったほどなので(普通の石鹸の香りのような気もしますが)、シリーズの中では万人受けするのではないでしょうか。
こんな良い香りなら湯上がり後の残り香があったら良かったのですが、残念ながら香りは弱いので残り香もすぐに無くなってしまうでしょう。
最後に
初めてバスバッグというものを使用しましたが、小さいお子さんなんかだとバスバッグをいじればいじるほどお湯の色も変わっていきますし香りも広がっていくので、楽しみながらお風呂に入れるのではないかと思います。
しかし上の方でも軽く触れましたが、バスバッグは破けると中のハーブがバラバラになって水中を舞う可能性があるので注意しましょう。
また、にごり系のお湯になることも多いので、追い炊きは控えた方が無難だと思います。