香りの強い入浴剤が非常に好きで、寝る前にお風呂に入り、布団の中で入浴剤の残り香に包まれるのが大好きな筆者です。
そんな私が大好きなバスソルトシリーズの1つが、バスクリンから販売されている「Ayur Time(アーユルタイム)」です。
独自路線を突き進んでいるバスソルトというイメージがあり、他の入浴剤シリーズでは再現されていない香りのラインナップの数々には、思わず心が躍ってしまうほど。
そんなアーユルタイムから「シックスタイムズコレクション」と呼ばれる、6種類のアーユルタイムを体験できるパッケージが登場したようなので、早速ご紹介したいと思います。
アーユルタイムとは?
ヨガとの相性を意識しているのか、商品パッケージに印刷されている独特なポーズが非常に印象的なバスソルトです。
製造元は入浴剤界では非常に有名なバスクリンで、このアーユルタイムの特徴は主に以下の3点となっています。
- オリエンタルハーブ配合
- 天然アロマ配合
- インド産海塩配合
商品名の由来は、この入浴剤を監修している「トリブバン大学アーユルヴェーダ校」と、商品コンセプトでもある「わたしを解放するひととき」が掛かってのアーユルタイムだと思われます。
全般的に香りが強めで、缶入り入浴剤に多い「いかにも入浴剤」という香りではなく、非常に本格派な雰囲気を堪能することが可能です。
シックスタイムズコレクションとは?
アーユルタイムからは2020年秋現時点で、6種類のバスソルトが登場しています。これらが全て1回使い切りの個包装の状態で、1箱にまとめたものが「シックスタイムズコレクション」です。
入浴剤を購入する場合、個包装だとどうしても高くなってしまうので、「気に入った物をボトルで購入する」のがベストですが、新しい商品を購入する際に「失敗してしまうかも…」という不安がよぎることってありませんか?
このアソートタイプなら、すべてを1回ずつ体験することによって「自分好みのアーユルタイムを見つけることができる」というメリットが得られます。
ぜひシックスタイムズコレクションを試して、自分好みのバスソルトを見つけてみてください。
香り別の感想・レビュー
ラベンダー&イランイランの香り
ラベンダー精油が含まれているようですが、色味を見てもらっても分かるように、雰囲気は完全にイランイランです。
五感の全てを研ぎ澄ませてもラベンダーを見抜くことはできなかったので、恐らく多くの人はラベンダーの気配を感じないのではないかと思います。
肝心の香りは、アジアンテイストな雑貨屋さんの香りというイメージ。強すぎず弱すぎず、ほのかに楽しめるという強さです。
ただし民族的なお香の香りが苦手な人にとっては、少し受け入れにくいかも。万人受けはしにくい香りだと思います。
ネロリ&レモンの香り
これまでにアーユルタイムの個包装タイプやボトルタイプは幾度となく使用しているのですが、ネロリ&レモンの香りを見たのはアソートコレクションが初めてです。
まずネロリと聞いて甘い香りをイメージしていたのですが、これはオトナの雰囲気というか爽やかさが前面に演出されている印象を受けました。
ネロリというのはダイダイ(柑橘系)なので、ネロリを使った入浴剤にはみかんやオレンジに近い香りのものが多い中で、本製品には柑橘系っぽさがあまりなく、むしろレモンが大部分を占めているというイメージです。
甘ったるい香りが苦手で、クールな雰囲気や爽やかな香りが好きだという人におすすめします。
フランキンセンス&サンダルウッドの香り
色味は非常に淡い赤色なのですが、香りは赤から連想されるものとは全く異なっているという印象です。
第一印象は完全に「お盆のおばあちゃん家のにおい」というイメージ。もちろん悪い意味ではなく、お線香のような落ち着く香りと、少し懐かしさを感じさせるような香りのように感じました。
湯上り後も残り香が持続するほど強い香りなのも、個人的に大好きなポイントです。
カモミール&クラリセージの香り
クラリセージというのは淡い紫色をしたハーブで、女性ホルモンのバランスを整える効果が期待できるようです。そんなクラリセージとカモミールの組み合わせは、非常に斬新な香りがしました。
まず第一印象としては、「花屋さんで感じる大人っぽいニオイはこんな感じじゃないだろうか」というもの。カモミールは甘い香りという印象があったのですが、本製品は甘さというよりも爽やかさや大人っぽさが前面に出ているような気がします。
アーユルタイムのシリーズは、全般的に「他の入浴剤シリーズにはない香り」というイメージがありますが、これは別格。代替品がなく例えるのも難しいので、ぜひ試してほしいです。
ただし甘さがなく、個人的にはカモミールっぽさを全く感じなかったので、好みは大きく分かれるのではないかと思いました。爽やかな大人の香りが好きな方におすすめします。
レモングラス&ベルガモットの香り
アーユルタイムシリーズの中では、王道かつ最高峰。私もボトルで購入したことが何度もあります。
レモンとベルガモットの組み合わせで、とにかく爽やかさに突出しているバスソルトです。勉強疲れ、仕事疲れのリフレッシュに最適だと思います。
一方で「ぬるま湯で長時間」という使用方法には向かないのかなぁと。香りを嗅ぐだけで唾液が出てくるくらい、かなり強めのレモンの香りが特徴です。
ユーカリ&シダーウッドの香り
一言で言うと「ハーブっぽさの中に隠れたウッディーな雰囲気」という感じ。湯色は黄色ですが柑橘系のような爽やかさはなく、イメージ的には「森の中にある木こりの家」が近いのかなぁと感じました。
良くも悪くもハーブ感が強く、こちらも好みが大きく分かれるところでしょう。個人的にウッディーな香りは大好きなのですが、通常の木材の香りとは大きく異なるため、そういう人の中でも賛否が分かれるのではないかと思います。
最後に
アーユルタイムは良くも悪くも個性的な香りが多いので、1度すべての香りを体験してみるのがベストだと思います。
個人的には香りそのものの強さ、他にはない独特な香りが気に入っていますが、香りによっては好みが大きく分かれるというのも頷けるので、快適なお風呂ライフを実現するためにも、ぜひシックスタイムズコレクションを手に取ってみてください。