みなさんにも「思い出す香り」ってありませんか？
お線香の匂いでおばあちゃん家を思い出すというのもあるでしょうし、学生時代の部室の匂いとか…結構印象的な香り・匂いって誰しもが持っているのではないかと思います。
一方で「街・都市・国」に香りを付けるとして、なんとなくのニュアンスで分かりそうな部分もあるのではないでしょうか？例えば私がイメージするところの日本の香りは「サクラ」じゃないかと思うのですが…。
こんな感じで世界中の都市をコンセプトにしている入浴剤があるんです。そこで今回は、そんなエステ気分アロマの入浴剤(株式会社ヘルス)をご紹介します。
エステ気分 アロマの入浴剤とは？
石川県にある株式会社ヘルスという入浴剤の専門メーカーが販売している入浴剤のシリーズです。
そこまで有名じゃないのか、2019年3月時点でAmazonでの取り扱いはないようですし、私の住んでいる近所のドラッグストアでも取り扱いがあまりないという印象を受けました。
それぞれの都市をイメージした香りに重きを置いていて、沖縄＝シークワーサーというのは非常に分かりやすいと思うのですが、簡単に連想できて再現性も高そうな「愛媛＝柑橘」などのありがちな香りになっていないのも高評価です。
ちなみに似たような名前の入浴剤で「汗かきエステ気分」という入浴剤もあるのですが、これとは全くの別物です。
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香り別の感想・レビュー
沖縄 シークワーサーの香り
香りは非常に爽やかな柑橘系の香りで、言われれば「シークワーサーかな？」という感じです。とにかく爽やかで柑橘系が好きな人ならたまらない香りじゃないかと思います(ありがちなグレープフルーツや柚子とは一線を画すと言っていいかも)。
つややかリラックス効果として、琉球美人肌成分と言われている美肌成分が数々含まれているようですが、特に入浴後に肌がしっとりするとか、もちもちするとかそういう効果は感じませんでした。
ただし内容成分を見ていると植物性の美容成分っぽい名称が数々並んでいるようなので、長期的な使用によって効果が出るのかどうかという部分は、使用してみてのお楽しみですね。
とは言え、アロマのエステ気分が味わえるという意味ではシークワーサーの香りが非常に高ポイントであるものの、たまに使うから楽しめる香りのような気もします。
ハワイ トロピカルマンゴーの香り
ブルーハワイを思わせるような鮮やかなまでの青色は、まさに南国の綺麗な海を連想させてくれます。個人的には嫌いじゃありませんが、ちょっとトイレの水なんかを連想しがちになってしまう人にはおすすめできません。
香りはトロピカルマンゴーということで、こちらも甘めの香りで南国アピールしてきます。レモン、グレープフルーツ、オレンジエキスなども使われているものの、香りは完全にマンゴーです。
そしてこちらも、たっぷり含まれているフルーツエキスによってハリツヤ＆うるおい肌に期待できるようですが、過度な期待は禁物のように思います。
香りや色が独特で面白いので、長時間の入浴も苦になったりすることはありませんが、温浴効果に関しても高いという実感はありませんでした。
パリ スフレ・ド・ローズの香り
ここまで「沖縄＝シークワーサー」と「ハワイ＝トロピカルマンゴー」はイメージ的にもピッタリですが、なぜここにきて「パリ＝ローズ」なんでしょうか。
ちなみにローズと言っても色々ありますが、お湯の色が乳白色でも完全にローズだと分かるくらいのバラ感が溢れています。こまでのラインナップが奇をてらった香りだったことを踏まえると、良くも悪くも無難だと思いました。
一応こちらはにごり系の入浴剤になっていて、ローズ水とローヤルゼリーと9種類の植物エキスが配合されていることによって、より「なめらか＆うっとり」の美容効果が期待できるようです。
「確かに、言われてみれば…」程度の実感ですが、透明系の入浴剤に比べると確かにしっとり感があったような気がします。
オリエンタルの香り
みなさんドバイって知ってますか？私の中ではとにかく「大富豪が集まる都市」というイメージがあるのですが、そのイメージにピッタリなくらい魅惑的な香りがする入浴剤でした。
「まさにゴージャス＆立志なラグジュアリーエステ」というキャッチコピーに偽りなしです。お湯色もアラビアンナイトのお湯色ということで、このあたりの不思議な感じも個人的には凄く気に入りました。
ちなみにオリエンタルというのは東洋的という意味ですが、香りそのものは「シャボン系の香水にありそうな爽やかで深い甘味のある香り」という感じでしょうか。他にはない香りなので、珍しい香りの入浴剤を求めているという人にはぜひおすすめしたいですね。
ちなみに9種類の植物エキスを配合しているとのことですが、そこまで美肌効果が高いような印象は無かったように思います。
個人的ランキング
- ドバイ オリエンタルの香り
- 沖縄 シークワーサーの香り
- ハワイ トロピカルマンゴーの香り
- パリ スフレ・ド・ローズの香り
トップのドバイと最下位のパリは即決で、沖縄とハワイで軽く悩んだという感じです。
パリに関してはこれが悪かったというよりも面白みに欠けるという意味で、バラの香りの入浴剤なら他にも色々あるという中で、あえてこれを選ぶという感じが無かったので最下位にしました。
ドバイに関しては個人的にかなりハマった香りだったので、まとめ買いしてもいいかなというくらい気に入っています。香水というよりはシャボン系のコロンに近いような印象がありますが、ちょっと魅惑的な香りが好きだという人はぜひお試しください。
最後に
販売メーカーの公式ページを見ていたら、他にも都市のバリエーションがあって「モルディブ、ニューカレドニア、セブ島、パラオ」など、個人的には「そんな都市にスポット当てる!?」というような衝撃を受けました。
難度も言うようですが、ドバイは本当に面白かったです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
