これまでに様々な入浴剤を試してきましたが、やはり値段の高いモノはそれなりに効果を感じられることが多いような気がします。
ドラッグストアなどで大量に取り扱われている種類の商品であれば、香りの好みによって差を感じる程度です。しかし、通常のバブと少し高いバブを比べてみても、温浴効果の違いは歴然と言えるでしょう。
今回はIL – CORPO(イルコルポ)と呼ばれる、少し高級なバスソルトを使用してみました。結果から言うと「やはり高いだけあるなぁ」という感じなのですが、温浴効果の高さといい、湯上り後の保湿効果といい、個人的には大満足です。
というわけで今回は、IL – CORPO(イルコルポ)のバスソルトを実際に使ってみたリアルな口コミと、使用することで得られるメリット等についてご紹介します。
IL – CORPO(イルコルポ)ってどんな入浴剤?
数々のランキングで賞を取った実績のあるバスソルト
ちょっとした贅沢や、うっとりしたいバスタイムのお供に最適な入浴剤・バスソルトです。数々のランキングで上位入賞した実績がある他、老舗デパートやエステサロンなどでも取り扱われています。
美容意識の高い女性を中心に人気があり、ちょっとしたプレゼントや贈り物としても最適です。
ローズドゥフトボルケ
ユズ
ヒノキ
ラベンダー
初めて利用する方には、上記の5種類の香りが堪能できるアソートシリーズがおすすめです。気に入った香りが見つかったら、大容量で購入することで失敗するリスクを減らすことが出来ます。
このアソートシリーズ自体がバラエティに富んでいたラインナップになっていて、イルコルポの高い温浴効果や保湿力を実感できるうえに、必ずお好みの香りが見つかると思うので、本シリーズの入り口として最適です。
お値段は5種類×1回分が1500円ということで決して安くありませんが、それに見合うだけの価値が感じられることと思います。高級感のあるバスソルトなので、気軽なプレゼントや贈り物としても最適です。
IL – CORPO(イルコルポ)のメリット
古くなった角質もさっぱり
塩素を除去してお肌に優しいお湯に
イルコルポのバスソルトには、主に上記3点のようなメリットがあります。これは私自身、実際に使用してみて感じたメリットです。
同じ温度のお湯に浸かるにしても、通常のバスソルトとイルコルポを比較すると、汗のかき方や湯上り後の肌質に違いが感じられるので、もし「どちらがイルコルポのバスソルトか」というクイズを出されても、正解できると思いました。
イルコルポのバスソルトは、大きい粒とパウダー状の粒が混ざっていて、どちらもお湯にはサッと溶けます。雪塩自体に保湿力がある他、海藻エキス等も配合されているようで、これによって湯上り後のお肌に良い効果が生まれるんだそうです。
また、バスソルトに含まれるミネラルのおかげで、水道水そのものが柔らかくなります。これは水道水に含まれる塩素が除去されるためとのことです。
理論的には「お肌への刺激が少なくなる=お肌に優しい=敏感肌のユーザーや肌の弱いお子様でも安心して使用可能」となっていて、これ自体は「言われればそんな気がする…」という程度の実感しかありませんでした。
しかし、湯上り後のお肌の質感は、通常の入浴剤を使った時と比べて明らかに保湿されていると感じたので、様々な良い効果が積み重なって全身に現れると思っていいでしょう。
IL – CORPO(イルコルポ)を実際に使ってみた感想・レビュー
ラベンダー
- すべすべ感、保湿効果:〇
- ぽかぽか感、温浴効果:〇
ソルトの状態でも「これラベンダー?」と思うような香りで、いわゆるラベンダーと言われて連想する香りとは少し違います。もちろん良い意味で。
個人的にラベンダーの香りと言われると、バスクリンのアロマスパークリングの香りが好きなのですが、これの香りをすごく弱くした感じです。
バスクリンの方は非常に香りが強くて、好きな人は好きだと思いますが、人によっては「香りが強すぎて酔う」という人もいるかと思うので、そういう意味では本品の香りは控えめで万人向けではないかと思います。
ローズドゥフトボルケ
- すべすべ感、保湿効果:〇
- ぽかぽか感、温浴効果:〇
ソルトの時点では、非常に高級感のあるバラの香りがしました。まさにゴージャスでエレガントという感じなのですが、あまりしつこくない感じ。
お湯に溶けると透明な色になります。ラベンダーは透明にならない、いわゆる濁り系の入浴剤だったので保湿力も納得でしたが、こちらも湯上り後にお肌がしっとりします。
お湯に溶けちゃうと、そこまでバラの香りは強くありません。長時間の入浴で、バラの香りにうっとりしたいという場合は、一般的な炭酸入浴剤の方が香りが楽しめるのではないかと思います。
ただし、温浴効果は折り紙付きです。通常よりもお湯を1℃~2℃ぬるくして入ってみましたが、しっかり汗がかけました。
オリエンタルジャスミン
- すべすべ感、保湿効果:〇
- ぽかぽか感、温浴効果:〇
作られたジャスミンの香りというよりも、本物の花の香りに近いです。実際に花びらに花を近付けた時のような緑っぽさというか、青々しさも感じられる本格派の香りでした。
ジャスミンの香りを再現している入浴剤は多いですが、個人的には酔うほど強いものが多いと感じており、あまり得意な香りではありません。そう考えると本品は、良い意味で控えめな香りのように思います。
色は単純に白く濁ったような感じですが、相変わらず温浴効果は高く、滑るほどのぬめりは無いのに保湿効果はそれなりに高いです。
ゆず
- すべすべ感、保湿効果:〇
- ぽかぽか感、温浴効果:〇
ゆずの香りは入浴剤全体から見れば王道ですが、本製品のラインナップから考えると少し浮いているような気がしました。しかし、浮いているということは貴重でもあるので、パンチが効いていてアクセントになっているように思います。
驚いたのは、ゆずの香りながらも濁り湯であること。てっきり透明タイプだと思っていたので、これには驚きました。ちなみに色はほのかに黄色っぽさがありますが、本来のゆずっぽさはありません。
香りは弱すぎず、強すぎず。他の入浴剤シリーズだと「柑橘系だってことは分かるけど、ゆずとは断定しにくい」という感想を持つことが多い中で、本品はゆずだという実感があったので、香りの再現性は非常に高いのではないかと思います。
もうちょっと香りが強くても良かったような気もしますが、汗もかきやすくて温浴効果高めの入浴剤です。
ヒノキ
- すべすべ感、保湿効果:〇
- ぽかぽか感、温浴効果:〇
こちらも本シリーズのラインナップとしては浮き気味ですが、和を感じられるステキな香りでした。私自身、一番期待していたので、これを最後に持ってきたという部分もあります。
見た目的にはジャスミンと区別が付きにくく、「なんでこんなに似ている色にしたんだろうか」と思いました。せめてヒノキは焦げ茶にするとか、ジャスミンの方を白にするとか出来たでしょうに。
粉末や錠剤ではなく、バスソルト状でヒノキの香りがしっかり再現出来ている入浴剤は初めて見たかもしれません。香りはそこまで強くないですが、ヒノキの香りを堪能するには十分です。
温浴効果も高く、汗もしっかりかけましたし、湯上り後のしっとり感も文句なし。
最後に
値段の高さだけがややネックですが、それに見合うだけの実感や効果が得られるバスソルトです。
「頑張った日の御褒美」として利用するのもおすすめですし、汗をかきたい時の半身浴のパートナーとしても最適かもしれませんね。
あとは「プレゼントを贈りたい人がいるけど、あまり高価なものを贈ると迷惑になるかも…」という時のプレゼントとしてもおすすめです。
非常に良い入浴剤でした。興味のある人はぜひチェックしてみてください。