私は昔から「夏も湯船に浸かるのが当たり前」だと思って生きてきたので、とあるタイミングで「夏はシャワーだけで済ませている」という人が結構いたという事実に驚きを禁じ得ませんでした。
その当時は「自分の実家ルール以外の文化」みたいなものに触れたような気がして、ちょっとした開国気分を味わえたんですけど、やはり夏場も湯船に浸かった方がいいと思うんです。
というワケで今回は、夏はシャワーだけで済ませているという人に知ってもらいたい、夏にお風呂に入ることのメリットについて紹介したいと思います。
友人Aに教わる「夏場はシャワーだけ」の理由
夏はシャワーだけで済ませる人がいると知った衝撃
私は実家のルールで「夏もお風呂に入るもの」として育ってきました。
それが当たり前として育ってきたので、最初から「シャワーで済ませる」という発想が無かったんですね。
ちなみに「賞味期限」については「その日がベストの美味しさ」と教わり、「消費期限」については「青信号が点滅しかけた瞬間みたいな感じ」と教わるような、メチャクチャな家庭でした。
ある日、仲の良かった友人と電話をしていて「お風呂行ってくるから、後でかけ直すね!」と言われ、その数分後に電話がかかってくるということがあったんです。
「早くない?」と尋ねたところ、どうやら「夏場はシャワーだけで済ませている」とのことでした。
理由は「暑いから」
友人Aが言うには「暑い日にお風呂に入る人の気が知れない!」ということで、友人Aもまた、実家のルールに縛られている悲しい存在であることが明らかになります。
その際に聞いた理由としては「お風呂に入って、上がった後で汗をかくのが嫌だ」「シャワーだけでも寒くないし、困ったことがないから」と言ってたんですけど、果たして本当にそうでしょうか?
お風呂の効果
血行促進
お風呂のお湯に浸かることで「血行促進」の効果が得られることは有名です。
夏場、もしシャワーだけで済ませているとしたら、この恩恵をみすみす逃すことになると思いませんか?
血行が悪くなると肩こりなどの疲れも取れにくくなりますし、肌のハリなどにも影響を及ぼすことが考えられます。
また、夏場は冷房の影響を受けやすいので、それによって余計な疲労を感じているケースもあるでしょう。
もし冷房の影響で足がむくんだりしている場合は、ちゃんと湯船に浸かって血行を促進してやることで改善に繋がるかもしれませんよ。
適度に汗をかくのはいいこと
体質にもよるのかもしれませんが、運動などをしてよく汗をかいている時ってサラサラの汗なんですけど、ずっと汗をかいていないときにかく汗って少しベタベタする汗のような気がするんです。
調べてみたら、どうやら「本来出なくていいはずのミネラル分までもが、汗に溶け込んで体外に排出されるため」とのことでした。
前項でも書きましたが、日中も冷房の効いた涼しい場所にずっといると仮定すると、汗をかくことってほとんどないと思います。
そんな時でも1日の終わりにしっかりと汗をかいておくことで、汗腺が本来の働きを忘れずにしっかりと機能し、夏バテの防止に繋がったりしてくれるんじゃないかと思うんですよね。
寝付きが良くなる
個人的にはここが1番のメリットだと思っています。
科学的には「副交感神経が活発になって~」というちゃんとした理由があるようですが、よくわからないので割愛します。
私の中では「あったかい場所から普通の部屋に来たら涼しくない?」っていう単純な発想なんですけど、ちょっと涼しいと感じている間にベッドに入れば、ぐっすり眠れると思いますよ。
寝苦しい夜には、ぜひ試してみてください。
温度は体温より高め~40℃以下が望ましい
冬と同じくらいの温度の湯船に浸かって、結果的にお風呂を上がってからも汗が引かず、冷房をガンガン効かせて裸でアイスを食べる・・・。
なんてことになったらお風呂のメリットがすべて帳消しです。
お風呂の温度はあくまで体温より少し高い程度で、38~40℃くらいの温度が丁度いいと思います。
浸かっている時間に関しても、じっくり浸かる必要はありません。
どんなに長く浸かったとしても、20分程度に留めておきましょう。
汚れ的には問題ない
意外だったのが皮脂汚れについてです。
私はてっきり「毛穴の汚れを溶かして落とす」という効果もあると思っていたんですけど、調べてみたら「皮脂汚れを落とすのは、シャワーだけで十分」とのことでした。
むしろ必要な皮脂まで落としてしまいかねないという観点から言うと、シャワーでサッと洗うくらいがちょうどいいんだそうです。
確かに、しっとりタイプの入浴剤でも使用しない限り、長風呂をすると乾燥肌に拍車が掛かっているような気もします・・・。
夏のお風呂を快適にするアイテム
例えば「ミント」のようなスースーする成分が配合されている入浴剤やバスソルトも数多く販売されています。
それらを使うと、お風呂上りでも汗をかくことはありませんし、日中の冷房の影響で悪化している血行なども良くしてくれる効果が見込めるんですよね。
単純に、爽快感が違います。別記事で「夏におすすめしたい入浴剤」を厳選してピックアップしましたので、興味のある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。
関連記事夏こそ湯船に浸かろう!夏の暑い日にも使いやすいおすすめ入浴剤-2018
まとめ
- 夏のお風呂は健康的にも有効
- 体温より少し高めの温度くらいでOK
- シャワーだけで済ませているからといっても汚れ的には問題なし
なにも冬と同じ温度で入るわけではありませんし、ちょっと温めに設定するだけで全然違うはずですよ。
なによりお風呂上りの涼しさ!これはもうやみつきになってしまうレベルと言っても過言ではありません。
今では夏用に特化した入浴剤なんかも多数登場していますので、それらを使用することでより快適なバスライフを送ることができると思います。
みなさんもぜひ、夏は湯船に浸かって乗り切りましょう。